特定空き家に該当する物件とは？

住人がいない空き家が増えているのを受けて、新たに設けられたのが特定空き家への認定です。
「特定空き家」とは、一体どのような物件なのでしょうか。
今回は、特定空き家に該当する物件について解説します。
▼特定空き家に該当する物件とは
特定空き家に該当するかどうかは、2つの要素によって判断されます。
■空き家の状態
建物が傾いている・門や看板が外れているなど倒壊の危険性がある建物は、特定空き家に認定されます。
またゴミや汚物が散乱している・落書きがある建物も、周囲の景観を損なう恐れがあるため該当する要素です。
建物の適切な管理を行っておらず、衛生面において有害である場合も認定されます。
■周辺への影響
庭の樹木が伸び建物を覆い隠していると、中の様子がよく見えません。
中が見えないために不審者が侵入し、犯罪の拠点となる可能性もあります。
雪の多い地域では、屋根からの落雪が近隣の住民に危険をもたらす場合もあるでしょう。
「周辺に暮らす住民の生活に悪影響を及ぼしている」と判断された場合には、特定空き家に認定されます。
▼まとめ
特定空き家に該当するかどうかは「空き家の状態」と「周辺への影響」によって決まります。
衛生面と景観を著しく損ねる状態や、近隣に暮らす人々の生活にリスクをもたらす場合に認定されてしまうでしょう。
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